リアルとバーチャルで活動するアーティスト、柾花音。
Vtuberでありながら、素顔を出した状態でイベントをやっていることが特徴。
また、自身で作詞作曲を行っていることも特徴。
・ジゴクのよすが / 柾花音 (official music video)
2023年9月29日リリースの柾花音1stアルバム『ねこまねき』収録曲『ジゴクのよすが』。「ライブの最後に必ずやる曲。自身の曲の中でもおはこ」と話す1曲で、言うなれば代表曲の一つだといえるだろう。
そんな同曲は、ポジティブな雰囲気の歌詞の世界観と、持ち上げてくれるようなアッパーなサウンド感に、弾ける明るさで突き抜けていく歌声が三位一体となって心に響く。まさに”厄介な世の中”だといえる現代で少し落ち込んでしまったり、心が暗くなってしまったりした時に是非聴いてみていただきたい。
きっと、明るい空気感が淀んだ心に染み渡るはずだ。
・Anticipated / 柾花音 (official music video)
同じく1stアルバム『ねこまねき』収録曲『Anticipated 』。
先の『ジゴクのよすが』では極めてポップで明るいムードの歌声を響かせていた彼女だが同曲では、痛みを感じさせるような切なさとそこから光の方に向かっていくような爽快感をもった歌声で、また違った雰囲気を感じさせる。
楽曲ごとに様々な歌声を選ぶことが出来るシンガーであることが分かるし、それにより歌詞の世界観がより届きやすくもなっている。この2曲だけでも、彼女がすごく質の高いシンガーソングライターだと伝わるだろう。
・おーばーえんど・ふぁんたじあ / 柾花音 (official music video)
先の2曲でそれぞれ異なる雰囲気の歌声、異なる雰囲気の楽曲を聴かせていた彼女だが、この楽曲『おーばーえんど・ふぁんたじあ』ではまたさらに違う雰囲気へと姿を変える。
ボカロ文化を踏襲したようなデジタルポップな雰囲気のサウンドとメロディーラインに合わせて、歌声もどこか可愛らしさを増したようなトーンで響かせる。それでいてそこにしっかりと歌詞の世界観とリンクした感情を込めているから、この表現は彼女ならではのものだといえる。
可愛さの中で描かれる痛みに共感する人もいるだろうし、彼女のことをもっと応援したくなるという人も少なくないだろう。
さらに「よく言われるのは根暗ギャル。喋り方や見た目はギャルっぽいけど、内に秘めているものが根暗でウジウジしているので、その二面性を曲にしていけたらいいな。将来はいつか小料理屋を作りたいと思っている。その時に顔を合わせたファンに会いにきてもらえるような縁ができたらいいな」と話を続ける。
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